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熊本地震 埼玉病院医療班派遣 報告

2016年4月22日~26日熊本地震 埼玉病院医療班派遣 報告

 平成28年4月14日、及び16日に熊本県で震度7を記録し、死者49人、負傷者1,496人等、多大な被害を出した熊本地震の医療対応として、当院より医療班を派遣しましたので、ご報告いたします。
 当院は災害拠点病院としてDMAT派遣の準備をしていましたが、派遣指示のないまま、待機解除となりました。そのような中、国立病院機構本部より、医療班派遣の指示があり、4月22日から26日までの5日間、医療班を派遣することを決定しました。

 メンバーは医師1名、看護師2名、薬剤師1名、事務職員1名の合計5名、熊本空港はまだ閉鎖されていたため、福岡空港よりレンタカーで現地入りしました。熊本市より20kmほど離れた場所に宿泊場所を確保しましたが、水道が使えず、持参したペットボトルが非常に有効でした。そのほかのライフラインや、携帯電話の通信、ガソリンスタンド等は復旧している状況でした。

 初日は、熊本市北区役所でミーティングの後、区内の3カ所の避難所を巡回しました。避難者の方は、昼間はご自宅に帰られたり、仕事に出られている方が多く、医療的な需要は少ない状況でしたが、避難所に対する今後の医療需要評価を行うとともに、ノロウィルス対策キット等の配布を行いました。



 2日目は、甚大な被害を受けた益城市内の避難所内に設置された救護所で診療に従事しました。昼間でも避難者1,200名という大きな避難所で、同じ救護所内で活動した日本赤十字社の救護班、熊本県薬剤師会、ボランティアの方と協力し、110名程度の方の診察を行いました。発災後1週間が経過していることもあって、内服薬の処方や、震災時の怪我の消毒等の方が大多数を占めていました。避難者の方自らが、ボランティアとして、仮設トイレの清掃等の作業を行っておられたのが非常に印象的でした。



 3日目は、熊本市南区役所でミーティングの後、6カ所の避難所を巡回しました。南区は北区より被害が大きく、避難されている方も多くいらっしゃり、声かけ・診察を行いました。学校等の避難所では、養護教諭の先生や、医学生・看護学生の方が、ボランティアとして避難者の健康管理をされているところ もあり、頭が下がる思いでした。



 今回の医療班派遣では、準備期間があったこと、被災地内のライフラインが概ね復旧していたこともあり、効率的・効果的な活動ができたと思いますが、今後もいつ発生するかわからない災害に備えて、災害拠点病院として日頃の準備・訓練を行っていく必要があると考えています。

 最後となりましたが、今回の震災で犠牲となられた方、被災された方へ心よりご冥福とお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りしております。