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総合診療科(概要)

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総合診療科

「総合診療医」をご存知でしょうか

2018年度から開始が予定されている新専門医制度では、新しい基本領域として総合診療科が設けられたことが一つの大きな改革点です。「総合診療医」をテーマにしたNHKの医療バラエティー番組が何シーズンも繰り返して放映されています。マスコミに「総合診療医」という言葉が登場することが多くなってきており、医療従事者でない一般の方々にとっても「総合診療医」という種類の医師像が認知されてきているようです。

「総合診療医」とは、どのような医療を行う医師なのでしょうか。もちろん「あらゆる疾患に対応してどんな治療も行うことのできる医師」ではありません。私たちは、「総合診療医」とは、「直接的に患者さんと関わる立場にあり、患者さんとの関わり合いを通じて必要と考えられた医療サービスを、自分の専門性にとらわれず臨機応変に提供できる医師」と考えています。

それでは「総合診療医」が担当するべきと考えられる分野とは、実際の医療現場においてどこにあたるのでしょうか。

私たちは、その分野について、次の2点と考えました。  
 1.診断のついていない身体症状への対応
 2.複数の医療的問題を抱える患者さんに対する包括的な対応


1.については、「熱が続いている、体がだるい、足がむくんできた、などの症状のため医療機関を受診したいが何科にかかれば良いのか分からない」という患者さんが最初にかかるべき科として、対応することです。はじめに患者さんから詳しく問診をして身体診察を行って診断を絞り込み、さらに適切な検査を行って診断を確定させ問題を解決していきます。なお、外来受診前の総合受付の時点で、適切な科を紹介されますので、当院を受診されるすべての初診患者さんが総合診療科を受診する、というわけではありません。総合受付でも何科を受診させるべきか判断が困難なときには総合診療科が対応します。

2.については高齢の患者さんが多いです。例えば、糖尿病、高血圧、胃潰瘍、腰痛、前立腺肥大などで様々な科にかかって薬をもらってきた患者さんが、「どうも薬の種類が多くて飲むのが大変なので、全体のバランスを考えてうまく整理してもらえないか」と希望されたときに対応します。また、このような患者さんが「歳を重ねるごとに身体機能が低下して今までのように各科にかかれなくなってきた。どうしたら良いか」と相談してきたときに対応します。そのような内容には薬剤師やソーシャルワーカーの方が直接的な対応をとりやすいかもしれませんが、最終的には医師の判断を要するため、総合診療医が積極的に関わる必要があると考えます。

さらに2.についてですが、現在、進行したがんで通院中の患者さんが増えてきています。そのような患者さんにおいても複数の医療問題をお持ちであることが多いため、一つ一つの問題に向き合いつつ全体としてバランスよく患者さんの生活の質に配慮した対応を、総合診療医としての大切な役割として実践していく必要があると考えます。

当院総合診療科は、以上のような業務を、外来及び病棟において実践しています。もし「今の症状についてどの科を受診したらよいのか分からない」「いくつもの医学的問題のためこれからどうしていけばよいのか分からない」ということがございましたら、ぜひ当院総合診療科をご利用下さい。