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脳神経外科(脳梗塞の外科的治療)

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脳神経外科

脳梗塞の外科的治療

脳梗塞の大部分は点滴や内服薬により治療を行いますが、頭蓋内や頸部の太い血管の狭窄や閉塞が発症の原因のことがあります。その場合、精密検査の結果により、手術をして再発予防を行った方が良い場合があります。その手術について以下に説明いたします。

1.頭蓋内外血行再建術
内頸動脈の狭窄や閉塞、中大脳動脈の狭窄や閉塞に対する脳梗塞再発予防のための浅側頭動脈―中大脳動脈吻合術

糖尿病、高血圧、高脂血症、喫煙など、様々な原因により、人の血管には動脈硬化が起こり、血液の流れが悪くなり血の塊ができて、脳梗塞や心筋梗塞の原因となることがあります。脳に血液を送る主な血管である内頸動脈や中大脳動脈の狭窄や閉塞がおこると、手足が動かなくなって半身麻痺になったり、ことばがうまく話せないなどの症状が出ます。脳梗塞になるとそういった症状が後遺症として残ってしまう可能性があります。
しかし、脳に血液を送る主な血管に狭窄や閉塞が起こっても、後遺症が残らなかったり、一時的な症状で回復したり(一過性脳虚血発作)、軽い脳梗塞(社会復帰できるような軽い症状)ですむ場合があります。その場合、脳梗塞が再発して重度の後遺症を残さない様に薬の内服が必要ですが、予防的手術をした方が良い場合があります。脳血流検査を行い、血管吻合術により血流をふやし再発防止策を行うべきかどうか検討します。
実際に脳血管の狭窄や閉塞があるのかどうかは、一過性の片側の麻痺症状などで病院を受診して脳血管の検査を受けて見つかり、脳ドックで症状がなくて発見される場合などがあります。

2.頸部頸動脈再建術
頸部頸動脈狭窄に対する脳梗塞予防のための頚動脈内膜剥離術(CEA)

最近は、日本人の食事の欧米化に伴い、頚動脈の動脈硬化性病変として、頚動脈の頸部での狭窄が認められることが多くなってきました。脳に血液を送る頸動脈が頸部で狭窄を起こして脳血流が低下し、狭窄部から血の塊が剥がれて流れてゆき、脳の血管を閉塞させてしまうと脳梗塞になります。脳梗塞が軽症で落ち着き、脳梗塞の1歩手前の一時的な麻痺症状で回復した場合、また、無症状の場合でも、脳梗塞発症予防のために狭窄部位の手術を行った方が良い場合があります。狭窄部の肥厚した内膜を剥がして取り除き、脳血流を改善するのが、頚動脈内膜剥離術で、血管狭窄部に貯まっているごみをかき出す手術です。脳血流SPECT検査を術前後で行い、病態把握と合併症対策を行っています。また、2009年に発行された、脳卒中ガイドラインに基づいて、血管内治療も検討しています。
最近の検査技術の進歩により、無症候性の頚動脈狭窄と診断されることもしばしばみられます。外来での十分な検査を行い、内服薬による内科的治療と外科的治療について検討しております。