診療科・部門紹介
  • 埼玉病院のご案内
  • 診療科・部門紹介
  • 患者さんへ
  • 医療関係者の方へ
  • 職員募集
  • 交通アクセス

外科・乳腺外科(肝胆膵疾患)

埼玉病院 トップ > 診療科・部門紹介 > 外科(消化器外科)(概要) > 肝胆膵疾患

外科(消化器外科)

肝胆膵疾患

肝胆膵領域の疾患に関しては、良悪性を問わず幅広く診療を行っています。手術件数は年々増加し、年間の手術件数はこの領域で年間100例前後。そのうち悪性疾患は約30例です。

1.肝疾患

原発性あるいは転移性の肝腫瘍や上部胆管から発生した悪性腫瘍に対する手術では、病変の状態、肝臓の機能、全身状態、患者さんのご意向などを十分に検討した後、部分切除から血管合併切除を含む拡大切除までの肝切除手術、ラジオ波焼灼療法(RFA)などの局所療法、放射線科に依頼しての経動脈的腫瘍塞栓療法(TAE)などを選択し治療に当たっています。肝切除術は年間15例前後。ラジオ波焼灼療法(RFA)は局所麻酔下に経皮的に行える低侵襲的治療として徐々に症例数は増加しております。

2.膵領域腫瘍

膵頭部領域の悪性疾患に対する手術は毎年10例程度を行っています。病変を完全に取りきることができる(根治性が得られる)と判断した場合には、積極的に近傍の主要血管である門脈の合併切除を行い、予後の改善に努めています。必要であれば、術前の減黄処置(黄疸を下げる処置)として、経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)、内視鏡的逆行性胆道ドレナージ(ERBD)などを当科および消化器科で行っています。残念ながら、手術適応とならない症例では、胆管の狭窄部にステントを挿入して胆汁の流れ道を確保し、QOLの改善に努めています。
膵体尾部の嚢胞性腫瘍や内分泌腫瘍などの低悪性度腫瘍に対しては、積極的に腹腔鏡下手術を導入しています。

3.胆石

胆嚢結石や総胆管結石に対する手術は、年間60~70例を行っています。胆嚢結石に対しては、上腹部の手術既往のある症例以外は、全例腹腔鏡下手術の適応としています。急性の炎症が強いと判断された場合も、全身状態が許せば緊急で腹腔鏡下手術を行うか、経皮経肝胆嚢ドレナージを行い速やかに胆嚢の炎症を抑えた後、腹腔鏡下に手術を行う方針としています。腹腔鏡下の観察で、胆嚢周囲の炎症の影響が強度で手技的に困難と判断された場合には、安全な手術を行うため開腹手術に移行する場合がありますが、できるだけ低侵襲的な治療が行えることを目標としています。
総胆管結石に対する治療は、消化器科と共同で、内視鏡的治療を第一選択としています。上腹部手術の既往や、総胆管結石の数、大きさなどにより内視鏡的治療が困難な場合は手術を行いますが、近年は腹腔鏡下での手術を導入し負担の手術を心がけています。