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呼吸器外科(専門医養成のためのカリキュラム)

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呼吸器外科

呼吸器外科専門医認定機構 専門医養成のためのカリキュラム

当科では、出来れば一つの独立した呼吸器外科チームを、リーダーとして主導していけるような人材を育成することを目標に、5年間の呼吸器外科研修カリキュラムを作成しました。そのためは外科医あるいは呼吸器外科医としての技術や知識を学ぶと同時に、医療経済や行政についても関心を持ち、地域や院内における自分たちの立場や役割を認識し、周囲との協調の中で組織を運営できるようになっていなければなりません。

到達目標

行動目標 研修方略
1年目 呼吸器外科医としての基本的倫理観、論理的思考、基礎的医療技術を習得する。 上級医の指導の下、呼吸器疾患の診断に関する基本的事項について担当症例を通して理解する。診断治療のための診療を計画し、その結果を評価できる。胸部外科的救急処置や難易度の低い手術に関して指導医の下、実践できる。
2年目 診療にあたり患者やその背景を理解した上で行動できる。呼吸器外科に関する知識や技術の向上をはかる。 呼吸器疾患に関する診断技術を習得する。担当症例を通し重篤な合併症を持つ症例も含めて術前術後の管理を習得する。難易度が中等度とされる手術について指導医の指導の下、実践できる。
3年目 地域医療における呼吸器外科の立場を理解し行動する。科学者として討論や批評に耐えうる専門的知識を習得し、公開の場で自己主張できる。 自己の治療成績を評価公開し改善のための方策を検討できる。病棟業務にあっては後進の指導ができる。難易度が高度とされる手術について指導医の指導の下、実践できる。
4年目 対患者関係の医療現場にこだわらず、広く保険医療や医療行政に関心を払い、事故・感染対策等の各種委員会に積極的に参画することで、病院や組織の円滑運営のためのシステムに寄与する。 高難易度の手術を除く呼吸器外科手術を実施できる。呼吸器外科の専門的知識と技術の向上に加え、関連する経済や法律的知識、マネージメント手法を習得し、研究成果を学会等に発表する。
5年目 医療チームのリーダーとしての自覚と責任をもち、全体に配慮しながら日常診療にあたることができる。 呼吸器外科領域におけるあらゆる事態に適切に対応、必要な処置や手術が遂行できる。後進の臨床研究に関する論文や学会発表の指導を行う。

呼吸器外科と言っても、一般外科の素養があれば「呼吸器外科的技術」を習得するには、何年もかかるものではありません(逆に何年かかっても完成するものでもありませんが)。中途からの進路変更でも十分間に合います。実際、現在現役で活躍する呼吸器外科医の多くは、消化器外科など、他の専攻分野から転身を経験しており、大学卒業時から呼吸器外科一筋と言う医師は少ないようです。

呼吸器外科専門医制度では5年間のカリキュラムを作成するよう要請していますが、この5年と言う期間は、卒後研修2年の後に、更に続けて外科専門医2〜3 年という制度がある現状では、やや長いように思います。規定どおり、外科専門医取得後の5年間を専任の呼吸器外科医として研修するなら、おそらく単独で呼吸器外科を運営しても問題ないほどの十分な技術と知識が身に付くでしょう。